日本航空、上半期の国際線旅客は0.1%減-欧米が2桁増
日本航空(JL)の2017年上半期(1月~6月)の運航実績で、国際線の旅客数は前年比0.1%減の415万3297人だった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が0.9%減だったところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は2.0%増となり、利用率は2.3ポイント増の80.8%となった。
方面別の旅客数は、「欧州」が昨年のテロ事件による落ち込みからの回復などで14.6%増の33万8910人と最も伸長。「米大陸」も6.6%増の60万5316人となり、2方面が前年を上回った。
最も減少した方面は「オセアニア」で11.6%減の6万5772人。4月に244席のB777型機から195席のB787-9型機に変更したことで座席供給量が減少したことなどが影響した。「ハワイ・グアム」は7.2%減の52万4806人、「東南アジア」は1.7%減の165万6388人、「韓国」は1.4%減の30万1309人、「中国」は0.8%減の65万9152人だった。
利用率とその伸び率は、ともに「欧州」が最も高く8.6ポイント増の83.6%。「東南アジア」も2.3ポイント増の82.2%で8割を超えた。そのほか「ハワイ・グアム」と「韓国」はそれぞれ2.1ポイント減、1.4ポイント減と伸び率は減少したものの、利用率は82.4%、80.3%となり計4方面が8割以上となった。
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