海外旅行業況、欧州が続落、オセアニア伸長-3ヶ月後は微増へ

  • 2015年3月18日

▽次期はリテーラー2の底上げで微増へ、韓国の回復に期待

 3ヶ月後の2015年4月から6月については、全体で1ポイント増のマイナス37を予想。旅行会社からは、燃油サーチャージの減少に加え、業界を挙げて取り組んでいる中国や韓国への需要回復策などに対する期待が大きいという。

 業態別では、総合旅行会社で12ポイント、海外旅行ホールセラーで9ポイント、インハウスで3ポイント、それぞれ増加する見込み。リテーラー2は1ポイント減、リテーラー1は7ポイント減、海外旅行系旅行会社は17ポイント減となった。

 方面別では韓国が9ポイント増で、回復への期待が高まっている。その他はいずれも今期と同水準で、そのうち中国、アメリカ・カナダ、ミクロネシアが微増となっている。

 顧客層別では、商用・視察は4ポイント増で再び増加に転じる一方、シニアは2ポイント減。学生は7ポイント減の反落を予想する。ハネムーンは5ポイント、OLは3ポイント、インセンティブは1ポイント、それぞれ増加するとした。