【コロナに負けず】エティハド航空副社長のホワイト氏

欧州線は徐々に動き活発に
「エティハドウェルネス」で安全アピール

今後の旅行会社との取り組みや施策が決定されていれば教えてください
EYのB787型機

ホワイト ここ数ヶ月は非常に厳しい状況が続いていたが、弊社のパートナー企業様から多大なるご支援をいただき、感銘を受けた。特に、シームレスで一貫したコミュニケーションをとることに努めている。弊社のチームは、休むことなく代理店パートナー企業様への対応を続けており、新しいポリシーや手続き、渡航に関する最新情報を最優先でお届けできるようにしている。

リファンド対応について

ホワイト 弊社は、難しい局面に直面している現状でも、旅客の方々が、可能な限り円滑に渡航計画が作成できるよう、サポート体制を築いている。弊社としての優先事項は、継続したサポートを代理店パートナーの方々に提供することだ。航空券変更手数料の免除を含む、さまざまなソリューションやベネフィットを準備し、ご利用いただく方々の負担を軽減し、最大限に柔軟な対応をすることに努めている。

 例えば、お客様に最大限のサポートを提供するためにエティハドクレジットを立ち上げた。お客様はフライトをキャンセルしても、次の機会に同額の旅行代金をエティハドクレジットとして利用いただけ、最大で400米ドルのボーナスクレジットと5000エティハド・ゲスト・マイルを差し上げている。エティハドクレジットは、2年以内のいつでもご自身やご家族、ご友人のフライトや追加料金分に使用することができる。

御社に限らず多くの航空会社が現金での返金でなくトラベルバウチャーの形を取られています。業務渡航の場合、出張者が次も出張は行くとは限りません。このあたりの見解、または今後対応が変わっていく可能性があるか教えてください

ホワイト お客様には、多様なニーズがあると認識している。渡航の再調整が難しいケースが少なからず発生してしまうのは止むを得ない。今回のような見通しが立たない中で、弊社の設けている柔軟な再予約のポリシーによって、ビジネスまたはレジャーでご利用いただくお客様に少しでも安心を与えられるよう願っている。

現在使用が不可であるバーチャルカード、旅行会社所有クレジットカードでの発券についてはどのようにお考えでしょうか

ホワイト バーチャルカードや旅行会社のクレジットカードの利用状況はまだ限定的であり、現金が主要な決済方式だと考えている。