地域に分け入るJAL社員たち~宮城県東松島市編~
東松島市にはまだまだ知られていない特産品や観光スポットがあります。山から豊富な栄養素を供給された海は美味しい海苔や牡蠣などの海産物を生みだし、市内で生産された種牡蠣(稚貝)は、広島をはじめとした全国の牡蠣産地に出荷され、牡蠣のふるさととも言われています。またお米やネギ、トマト、イチゴのほか、冬に収穫される東松島特産のちぢみほうれん草など、優れた農業技術で栽培された農作物は品質が高く、海の幸山の幸に恵まれた地域です。
今後はJALグループの販路活用や空港での物産展、首都圏の大学キャンパスでのマルシェなどで特産品をPRしていきたいと思います。また、新たな観光コンテンツの開発や縄文村での縄文時代に造詣の深い客室乗務員とのトークイベントなど、既存の観光資源の磨き上げも図っていきたいです。
総務部総務課 課長 勝又啓普さん
食と旅が趣味の自分にとっても、東松島市は魅力的なまちだと自負しています。特に特産品の上質な海苔がふんだんに練りこまれた、風味豊かな「海苔うどん」や「海苔そば」、栄養豊富な漁場で育った「牡蠣」も絶品です。また品目も豊富な野菜も宮城県内有数の産地で、季節の野菜や海の幸の食材がバランスよく生産されています。豊富な食材を使った名店もたくさんありますので、味めぐりを楽しんでいただきたいです。
東松島市では東日本大震災により多くの市民の人生や生活が一変し、様々な課題を抱える方々に寄り添いながら復興を進めて来ました。震災復興は概ね完了したものの、さらに市が発展するためには行政が持続的に信頼されるまちでなければなりません。2021年度から総務省の地域活性化企業人制度を活用し、国内有数の企業であるJALから社員2人をお迎えし、そのノウハウを職員の質向上とシティプロモーションに活かす取り組みを進めています。JAL客室乗務員によるコミュニケーション能力向上研修企画においては、市内の観光分野の企業からも社員育成に協力を依頼されるなど全市的な「おもてなし精神の醸成」にも発展しています。「市民に信頼される行政の次は全国の方々に愛される東松島市へ」、お2人の活躍に今後も期待しています。