16年の宿泊業倒産は4件減の81件、負債総額は20%減の432億円
東京商工リサーチ(TSR)によると、2016年通年の宿泊業の倒産件数は前年比4件減の81件だった。負債総額は20.0%減の431億6000万円。東日本大震災関連の倒産は3件だった。16年は、15年に多かった特別清算と民事再生の法的手続きがそれぞれ30.4%減の16件、42.8%減の4件と前年を大きく下回り、TSRでは震災以降の業績低迷を受けた旅館やホテルの事業再編は一段落したとの見方を示している。一方で破産は13.4%増の59件と増加した。倒産原因別では「販売不振」が50件、「赤字累積」が14件で、...