16年の旅行業倒産は1件増の27件、昨年に続く低水準
東京商工リサーチ(TSR)によると、2016年通年の旅行業の倒産件数は前年比1件増の27件で、微増したものの過去20年間においては前年に続く低水準となった。負債総額は34.9%増の38億1800万円。東日本大震災関連の倒産は2件だった。TSRでは、出国者数や訪日外国人旅行者が増加したことなどにより業績が回復したことなどが、低水準での推移につながったとの見方を示している。16年の倒産原因は「販売不振」が最も多く、23件で全体の85.1%を占めた。これに「赤字累積」による倒産を加えた「不況型倒産」は25...