フジヤマから瀬戸内へ ものがたり観光行動学会、シンポで魅力発信

ものがたり観光行動学会(白幡洋三郎会長=国際日本文化研究センター教授)はこのほど、大阪南港・WTCホールでシンポジウム「フジヤマから瀬戸内へ」を開き、約300人が参加した。シンポジウムは東京、富士山に偏っているインバウンド誘致PRを、幕末にシーボルトはじめ外国人が絶賛し歴史文化回廊の役割を果たした瀬戸内にも目を向けてもらうことを企図した。記念講演で、旅の文化研究所の神崎宣武所長は「海から景観を見る視点がなくなり、瀬戸内沿岸はずたずたになった」とし、江戸末期に数多く記された紀行文を例に「当時の旅を追体...