【マレーシア現地レポート】各地で観光再開の動き見せる、外国人観光客はランカウイ島から
観光
9月16日からランカウイ島の旅行が国内旅行者向けに解禁されました。ワクチン接種完了者のみが対象となりますが、多くの旅行者がランカウイを訪れ盛況を見せています。そして、11月15日からは試験的にまずは3か月間、全ての国を対象とした外国人観光客にランカウイ島への訪問を解禁することが決定しています。
訪問の条件は、
- ワクチン接種完了者
- 最低3日間の滞在
- 渡航72時間以内とさらに滞在中のPCR検査(マレーシア入国後隔離無し)
- 8万米ドル以上の海外旅行保険に加入
- ライセンス所持のツアーオペレーターのみがサービス提供可能
- 追跡アプリマイセジャトラの事前登録
以上の他にもさらにいくつかの条件を満たすことが前提となっておりますが、不明点も多く、更なる政府の詳細を待っている段階です。
各地の様子
クアラルンプール
ワクチン接種完了者は国内移動が緩和された事で地元への帰省が可能となり、週末や祝日前日には高速道路の渋滞が起こっています。動物園、植物園、映画館、テーマパークも再開され、街が一斉に動き出しました。
一方で海外からの出張者や外国人観光客の利用が多いシティホテルは稼働率は30%に満たない日が続いていますが、ロックダウン中と比較すると少しづつ動きがでてきています。
ペナン島
国内旅行が解禁となり、ペナン島のリゾートホテルでは連休や週末の稼働率が90%以上となっており、バツーフェリンギのナイトマーケットやジョージタウンのアルメニア通りといった人気スポットも、ペナン島の地元民や別の州から訪れた人々で賑わいを取り戻し島全体が活気づいています。
コタキナバル
独自の規則を持つサバ州は、国内旅行が解禁となった現時点でもサバ州へ入州する3日以内にPCR検査とワクチン接種完了者のみ入州可能となります。12歳以下の子供連れの場合は両親がワクチン接種完了であれば入州可能、12歳以上18歳未満の子供は最低1回のワクチン接種が必須となっています。また、コタキナバルの名物サンデーマーケットもようやく再開されました。
国内移動が可能となった現在、多くのホテルやリゾートではプロモーションとして通常よりも割引した客室が販売されており、まずは国内旅行からコロナと共存しながら観光業の再生に向けて少しずつ復興に向かっております。
次回のマレーシアレポートでは、観光客で賑わう観光地の様子をお伝えできることを祈っています。