【マレーシア現地レポート】各地で観光再開の動き見せる、外国人観光客はランカウイ島から
スラマットトゥンガハリ(こんにちは)!S.M.Iトラベル マレーシア・コタキナバル支店の永峯恵美子と申します。新型コロナウィルス防止感染防止対策とウィズコロナのマレーシアの観光地についてレポートいたします。
ワクチン接種率
現在のマレーシアの感染者数は1日大体5000名前後と決して少なくありませんが、成人のワクチン2回接種率が9割に到達しています。
年齢 | 12~17歳 | 成人 | 国民全体 |
割合 | 70.2% | 95.8% | 75.4% |
進むデジタル化
マレーシアでは複数の政府機関で共同開発されたスマートフォン用アプリMySejahtera(マイセジャトラ)が昨年から導入され、レストランや店舗のほか、オフィス、コンドミニアムに設置されたマイセジャトラ専用のQRコードにスマートフォンをかざし、1クリックでシステムに記録され、濃厚接触者の追跡が可能となっています。
またマイセジャトラはワクチン接種の予約ができるほか、接種したワクチンの種類から接種日、時間まで記録されます。さらにマレーシア以外の外国で受けたワクチンもマレーシアで認可されたワクチンであればアプリに反映することができます。尚、健康上の理由でワクチン接種が受けられない人にはワクチン接種免除証明書を発行することが可能となっています。(医師の診断と保健所への申請必須)
マイセジャトラはデジタルワクチン証明書として生活にはかかせないものになっており、スーパーやレストランを利用する際にはマイセジャトラのQRコードを読み取らなければ店内に入ることができませんし、マレーシア国内の州移動もワクチン接種完了者のみが対象となっているため国民の78%はアプリをインストールしています。
入国
現在、入国に有効なビザを持っている方がマレーシアを訪れる際は、ワクチン完了者は7日間、未完了者は10日間の隔離に短縮されています。その際も政府指定のホテル、プレミアムホテル、自宅隔離のいずれかを選ぶことができますが、自宅隔離の場合は部屋数等の条件があり、必ずしも認可が下りるとは限りません。
さらに、11月1日からはマレーシア入国に有効な長期滞在パス保有者については、マレーシア渡航前に申請していた入国管理局の入国許可申請が不要となりました。しかし長期滞在パスが失効している、短期のビジネス渡航の方は引き続き入国許可申請が必要となっています。(参考:在 マレーシア日本大使館ホームページ)
政府の国家回復計画ではワクチン接種率や感染者数で第1フェーズから第4フェーズの段階に分かれ(第1フェーズが最も厳しい隔離等の措置)、11月8日の時点で第1と第2フェーズの地域はなくなり、西マレーシアではクランタン州と東マレーシアはクチンのみが第3フェーズで、他はすべてフェーズ4となっています。また11月29日からマレーシアとシンガポール間は隔離なしの相互渡航(ワクチントラベルレーン/VTL)を開始予定です。尚、隔離なしはマレーシアとシンガポールの2空港間の空路のみが対象で陸路は対象外となります。
社会活動の全面解禁となる第4フェーズの予定時期は11月から12月と言われていますが、すでにマレーシア全土でコロナ前の生活が戻ってきているのを感じます。