KNT―CT、7月の旅行取扱 Go To開始も効果限定的、93・6%減 

 KNT―CTホールディングスの7月の旅行取扱総額は前年比93・6%減の24億8900万円だった。Go Toトラベルキャンペーンが開始されたが、減少幅は前月からやや回復した程度で効果は限定的。新型コロナウイルス禍の影響はいまだ大きく、旅行需要の回復は進んでいない。

 国内旅行は同91・5%減の18億9500万円。団体旅行は都道府県を越えた移動制限が解除されたものの一般団体が同91・7%減、学生団体が同99・7%減、全体では同97・6%減と、いまだ厳しい状況が続く。企画旅行も同様に同93・0%減。Go Toトラベルで東京都が対象から除外されたことも大きかった。

 海外旅行は同98・2%減の2億4300万円。団体旅行は一般、学生ともにふるわず同94・1%減、企画旅行もほぼ取扱がない状態が続いている。

 外国人旅行も売上がほぼない状態が継続。レイルパスの払い戻しなどがあり、9200万円のマイナスを計上した。

 なお、取扱額は近畿日本ツーリスト北海道、近畿日本ツーリスト東北、近畿日本ツーリスト関東、近畿日本ツーリスト首都圏、近畿日本ツーリスト中部、近畿日本ツーリスト関西、近畿日本ツーリスト中国四国、近畿日本ツーリスト九州、近畿日本ツーリストコーポレートビジネス、KNT―CTグローバルトラベル、KNT―CTウエブトラベル、クラブツーリズム、ユナイテッドツアーズ、KNT商事の合算。


情報提供:トラベルニュース社