4月の出国者数はコロナで99.8%減、わずか3900人に
日本政府観光局(JNTO)によると、今年4月の日本人出国者数(推計値)は前年比99.8%減の3900人だった。過去最高の下げ幅を記録した昨月の85.9%を上回る落ち込みで、沖縄が日本に復帰した1972年から続く現在の調査方法においては、単月での最少記録という。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた各旅行会社のツアーの催行中止・延期や、航空各社の大幅な運休・減便、外務省による感染症危険レベルの引き上げ、諸外国政府による日本人の入国規制などが影響した。
なお、昨年の出国者数は5.9%増で過去最高の2008万669人(推定値)を記録したものの、今年は1月から減少を継続。1月は4.9%減の138万762人、2月は14.2%減の131万6820人、3月は85.9%減の27万2700人で、4月までの累計は54.8%減の297万4200人となった。