アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (4/16の状況)
全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。
■ アイスランドの状況
アイスランド国内の感染者は現地時間昨日2020年4月16日時点で590名、35名が国立大学病院に入院中で、残りの555名が自宅隔離で療養中です。
また、感染の疑いのある検疫中の人は1,800名で自宅等で経過観察中です。
回復した人は1,149名で、全人口の11%が検査済みです。死亡者数は計8名のままです。
4月10日より現在の感染者数が前日数を下回り、また日々の新たな感染者数よりも回復者数が上回り続けております
COVID19追跡アプリは人口の37%が登録済みです。
赤十字のボランティア3,000名が検疫や隔離中の孤独な市民に電話をかけ、日々対応しております。来週デンマークから東部の港に船が入り23名が寄港する予定ですが、全員健康証明書を所持しているため、特に心配はされておりません。
なお、入国制限に変更は無く、外出禁止令も出ておりません。
■ フェロー諸島の状況
現在の感染者は昨日より3名減り15名で自宅隔離で療養中、入院者は0名です。31名が検査後、自宅隔離の経過観察中で、死亡者数は累計で0名のままです。
検査を受けた累計数は5,765名で、全人口の10%以上が検査済みです。
昨日88名の検査結果が出ましたが、全員陰性でした。
フェロー諸島自治政府は新型コロナウィルスの収束加速に伴い、これまで実施してきた各制限を解除して行く旨をホームページで発表しておりますが、旅行についての制限は従来通りのままです。
アトランティック航空は、4月16日のヴォーアル空港~コペンハーゲン空港間を含めた計8便の運航をキャンセルしております。
なお、現在も入国後14日間検疫下の経過観察が継続されております。
■ グリーンランド
昨日同様 現在の感染者は0名で、これまでの死亡者も0名です。
12日連続新たな感染者が出ない状況が続いております。
首都ヌークでは、現在PCR検査が受けられる体制になっておりますが、これは二つの船会社が2,600万デンマーククローネ(約4億2千万円)を寄付したことで実現しました。
Air Greenlandの国際線・国内線の運休が5月01日までとなり、この間、グリーンランドへの入国は不可となります。
なお、羽田からコペンハーゲンまで運航するスカンジナビア航空便の運航の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。
以上、ご注意ください。