ユニバーサルマナーを学ぶ 全旅連JKKが京都でセミナー
全旅連・女性経営者の会(JKK、松崎久美子会長=熊本県・ふもと旅館)はこのほど、京都市の京都タワーホテルでオープンセミナーを開いた。関係者約80人が参加した。
セミナーは、日本ユニバーサルマナー協会の岸田ひろ実理事を招いて「誰もが共に暮らしやすい未来へ―ユニバーサルデザインから考えるおもてなし」と題し開催した。
岸田理事は冒頭「ユニバーサルマナーは高齢者や障害者、ベビーカー利用者、外国人ら多様な人々と向き合うためのマインドとアクションで、自分とは違う人たちの視点に立って行動すること」と説明。ユニバーサルマナーを身につけることは特別な知識を得ることではなく、心遣いの一つであることを訴えた。
さらに「無関心でも過剰すぎでもない、さりげない配慮が大事」であることを強調し「まずは『何かお手伝いすることはありませんか』と声をかけることから始めましょう」と話した。
このあと日本ユニバーサルマナー協会の関係者と参加者らでユニバーサルマナーに関してのディスカッションも行われた。セミナーの最後にはセミナー参加者へユニバーサルマナー検定3級の認定書が授与された。
松崎会長は「旅館ホテルは多様なお客様がお越しになるところ。ユニバーサルマナーを身につけて、お客様をお迎えしたい」と話していた。
情報提供:トラベルニュース社