ANAとJAL、18年上半期国際線旅客は8.0%増、6月は13.5%増
全日空(NH)と日本航空(JL)の2018年上半期(1月〜6月)の国際線の運航実績で、2社の旅客数の合計は前年比8.0%増の947万4262人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が5.6%増だったのに対し、旅客輸送量を表す有償座席キロ(RPK)が6.8%増となった結果、利用率は0.9ポイント増の78.5%となった。
2社のうち、8月1日に発表したNHの旅客数は8.6%増の501万1097人。ASKは5.2%増、RPKは6.7%増で、利用率は1.1ポイント増の76.1%となった。旅客数ではJLを上回ったが、利用率についてはJLが0.7ポイント増の81.5%でNHを上回った。なお、JLは7月19日に実績を発表している(関連記事)。
方面別の旅客数では、NHは全方面が増加し、最も多かったのは「アジア・オセアニア」で10.0%増の350万4435人。「北米・ホノルル」は6.9%増の108万6260人、「欧州」は2.1%増の42万402人で、伸び率が最も高かったのは「アジア・オセアニア」だった。利用率が最も高かったのは「欧州」で0.9ポイント減の77.7%、「アジア・オセアニア」は3.8ポイント増の76.6%で、「北米・ホノルル」は1.4ポイント減の74.9%だった。
JLの方面別旅客数は「オセアニア」が57.6%増の10万3669人、「中国」が16.6%増の76万8898人、「ハワイ・グアム」が7.6%増の56万4499人となった。利用率は「ハワイ・グアム」が2.2ポイント減の80.2%、「欧州」が増減なしの83.6%となった以外はすべて前年を上回った。「中国」は11.4ポイント増の84.5%で、利用率・伸び率ともにトップとなった。
国内線の運航実績は、2社の旅客数の合計が前年比2.1%増の3532万8163人となった。ASKが0.7%増に対し、RPKが2.5%増となり、利用率は1.2ポイント増の67.9%となった。
2社のうち、NHの旅客数は1.7%増の1891万6977人。ASKは0.1%増、RPKは2.8%増で、利用率は1.7ポイント増の67.0%だった。一方、JLは旅客数が2.5%増の1641万1186人。ASKは1.5%増、RPKは2.0%増、利用率は0.3ポイント増の69.2%となった。
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