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現地レポート:チュニジア、地中海、イスラム、サハラなど多様性が魅力

  • 2011年9月16日

地中海、イスラム、サハラなど多様な魅力が展開
周遊ツアーの利点高いチュニジア/2010年秋の取材より

「政変後の観光に変化なし」

古代ローマ遺跡のエル・ジェムの円形闘技場。世界でも屈指の大きさ  今回のレポートは、政変前の2010年11月に実施された研修旅行の内容だが、政変後の観光についても、「観光地に大きく変わっていることはない」と、エア・システムの門山氏はいう。チュニジア大使館観光部の合田由有氏も、「観光地は変わらない」とし、外務省の渡航情報でもリビア国境など一部では「渡航の是非を検討してください」だが、日本からのツアーで周遊するエリアを含むチュニスなどそれ以外の地域は「十分注意してください」に引き下げられていることを説明する。

シディ・ブ・サイドのランドマーク的存在のカフェ・デ・ナット   阪急交通社では8月15日にチュニジアツアーの募集を再開。8月上旬に同社社員を派遣して現地を視察し、ツアー催行に問題がないと判断した。10月6日のチュニジアを含むクルーズ旅行が、同社でのチュニジアを含む旅行の再開第1弾となるが、チュニジア周遊ツアーも10月28日からの催行で設定。内容は政変前とほぼ変更はないが、スベイトラ遺跡の訪問は取りやめた。

 クラブツーリズムでも7月12日付で、チュニジアを含むツアーの募集を再開していくことを発表。11月からの催行としており、チュニジア再開特別企画として設定した11月13日出発のツアー「チュニジア世界遺産の旅8日間」が成田、中部発で催行決定となっている。また、これにあわせて9月29日に新宿アイランドウイングで旅行説明会を開催予定で、23名の予約が入っているという。(9月16日現在)

※上記の写真も2010年11月の取材時のもの

 

取材協力:日本旅行業協会VWC2000万人推進室、カタール航空、チュニジア大使館、エア・システム
取材:江藤詩文