バルト海の真珠・グダンスク(ポーランド)-中世ハンザ同盟の栄華が今も残る歴史の街を歩く旅[PR]
プチトリップにおすすめ、世界一のオルガンがある「オリーヴァ大聖堂」
グダンスクの中心地から少し足を延ばすなら、グダニスク中央駅から電車で約10分にある、郊外の町・オリーヴァがおすすめ。広々としたオリーヴァ公園内にある「オリーヴァ大聖堂」には「世界でもっとも美しい音色のオルガン」として知られるパイプオルガンがあり、音楽好きの中では大変有名なスポットだ。
6月から9月にかけては毎日オルガンコンサートが開催されている。コンサートの時間を事前に確認しつつ、うまく行程に組み込みたい。
エクスカーションで訪れてほしい世界遺産「マルボルク城」
世界遺産好きの日本人にぜひ訪れてほしいのが、グダンスクから鉄道で約30分のマルボルクだ。グダンスクから気軽に訪れられるエクスカーション先としてぴったりの場所には、1997年に「マルボルクのドイツ騎士団の城」として世界文化遺産に登録された巨大な赤煉瓦の城塞がある。
1274年にドイツ騎士団の本拠地として築かれた難攻不落の城塞は幾度の戦いに耐えたが、1457年にドイツ騎士団からポーランド王に明け渡された。後にスウェーデンやプロイセン等が領有し、第二次世界大戦下ではヒトラーが拠点化。ドイツ軍とソ連軍が激戦を繰り広げた結果、8割以上が破壊されたものの、その後修復・復元されている。
城はオーディオガイドとともに回るシステムだが、日本語版はないため英語が基本。旅行会社のフォローが必要になる部分だ。内部は上、中、下の3層構造で、歴代総長が埋葬されている礼拝堂、ドイツ騎士団長等の執務室や暖房機能がついた大食堂、トイレ、キッチンなどの居住施設などが見学できる。まるでRPGの世界に紛れ込んだかのような雰囲気を楽しめるが、非常に広いため、3時間ほど見ておこう。