教育旅行の未来を考える「フィンエアー ウェルビーイング教育旅行セミナー」
フィンエアーは12月11日、フィンランド大使館と共催で「ウェルビーイング教育旅行セミナー」を駐日フィンランド大使館にて開催しました。教育旅行における新たな価値を提案することを目的とした本セミナーのテーマは「ウェルビーイング」と「サステナビリティ」。自然との調和や心身の健康を重視するフィンランドの教育理念を、日本の教育旅行にどのように取り入れることができるのか、その可能性について参加者が新たな視点を得る場となりました。
セミナーは、出張のため会場に来られなかったフィンエアー日本支社長 倉田博樹のビデオメッセージから始まり、フィンランド教育の特徴やウェルビーイングの重要性に触れ、学びの旅を支えるフィンエアーの取り組みを紹介しました。続いて、タンヤ・ヤースケライネン駐日フィンランド大使の挨拶では、学生を迎えて大使館でイベントを開催することの特別さに触れ、フィンランドの教育理念と社会の特徴を紹介するとともに、本セミナーのテーマの重要性と、有意義な議論への期待を語りました。
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さらに、フィンエアー東京支店支店長 木下俊作が登壇し、教育旅行における航空会社ならではの視点から、学びを深める旅の設計について提案。加えて、フィンランドで学べるウェルビーイングやサステナビリティなどのテーマを通じ、心に響く体験を重視した新しい教育旅行の在り方を提案しました。続いて、次世代教育ネットワーキング機構 理事・事務局長 高野満博氏が登壇し、ウェルビーイングの観点が教育に用いられている背景や今後の方向性について講演。日本とフィンランドの教育モデル比較を通じて日本発のウェルビーイングについて言及し、国際交流の重要性を強調しました。
続いて、研修旅行でフィンランドを訪れた三田国際科学学園の生徒たちが、幸福度ランキングで世界一を誇る国フィンランドで体験した研修を報告。「学びの自由度」「自然との共生」などが印象的だったと語り、日本の教育旅行に取り入れられるヒントが共有されました。


写真:発表の様子
続いて行われたパネルディスカッションでは、フィンランド大使館広報文化外交・コミュニケーション担当参事官 エルナ・ニュカネン=アンダーソン氏 、JTBグローバル統括本部・事業戦略推進部 酒井浩之氏、三田国際科学学園の生徒が登壇。旅行業界、教育旅行への参加者、双方の視点から、持続可能な取り組みとウェルビーイングの重要性についての議論が交わされ、旅行が単なる移動ではなく、学びと心の豊かさを育む機会であることが浮き彫りになりました。

写真:パネルディスカッションの様子
今回のセミナーには、旅行業界関係者のみならず教育現場で携わる関係者も参加。双方に新たな視点をもたらし、教育旅行の未来を考えるきっかけとなりました。
フィンエアーは、今後とも教育旅行の新潮流としてウェルビーイングを重視したプログラムを提案し、サステナブルな旅の実現に向け、教育旅行の未来を共に創るパートナーとして取り組みを続けてまいります。

