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LAで開催された55回目のIPW 米国の観光経済の強さ実感、送客ヒントも

  • 2024年5月21日

圧倒されたイベントの数々、活況の商談会
次回IPWはシカゴへ

 IPW2024のホストであるロサンゼルスと、今年「最高のプレイグランド(The Ultimate Playgraund)」という新たなブランドリニューアルを掲げたカリフォルニアが持つ豊かなコンテンツと創意工夫をしたイベントや会場規模などには圧倒された。

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メディア向けオープニングで挨拶するアダム・バーク ロサンゼルス観光局長(上)とキャロライン・ベティータ カリフォルニア観光局プレジデント兼CEO(下)登壇順。
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オープニングナイトで圧巻のパフォーマンスを見せるダイアナ・ロスと会場。

 メディア向けオープニングの会場は「ポール・ゲティ美術館」を貸切。全体のオープニングナイトの会場は、1932年と1984年の五輪の主会場であり、開会式・閉会式が行われた「ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム」の聖火台に火を灯し、80歳のレジェンドであるダイアナ・ロスが圧巻の熱唱を見せた。

 「ユニバーサルスタジオハリウッド」を貸し切っての閉会のレセプションや、カリフォルニア観光局とロサンゼルス観光局によるドジャー・スタジアムツアーと試合観戦は、今もっとも旬のコンテンツでもあり大変に参考になった。

 コンベンションセンターでは、商談会会場とメディア情報交換は2会場に分かれ、3日間で約10万件の商談と活況を呈した。中央を占めたロサンゼルスはじめカリフォルニアの各エリアブースなど会場には出展のブースが広がっており、メディアは回覧形式だったが、日本から直行便もあるサンディエゴ観光局CEOのジュリー・コッカー氏のように個別の日本メディアインタビューの申し込みもあった。参加者からは「パンディミック後の戻りがゆっくりだが、2025年にかけての日本への期待を感じた」という声や「久しぶりの実際に顔を合わせての商談や全体の活況に意欲を感じた」との感想もあった。

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IPW2025をホストするシカゴ観光局のブースにて。

 次回のIPW2025は、イリノイ州シカゴで、2025年6月14~18日に開催予定である。

取材・文:小野アムスデン道子