【メンフィスレポート】エルヴィス、ブルース、BBQそして公民権運動など幅広く、年齢層も広げてアピール

 テネシー州メンフィスは、昨年に映画「エルヴィス」が公開され、エルヴィス・プレスリーの邸宅である「グレースランド」やデビュー曲をレコーディングした「サンスタジオ」などが観光スポットとして知られる。また多くのライブハウスの集まる「ビールストリート」も有名だ。

 2024年3月27日から29日の3日間にわたり、メンフィス観光局によるFAMが開催され、幅広い層にリーチすべく、動画SNSや女性誌メディアインフルエンサーなどが招かれた。その多彩なコンテンツを紹介する。

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 アメリカの中心部に位置するメンフィス。日本からの直行便はないが、アメリカ各都市からの経由便は多い。日本から直行便のあるアトランタから1時間半、ヒューストンから4時間ほど。改修を終えたばかりのメンフィス国際空港から市内(ダウンタウン)までは約20km、車で20分もあれば着く。

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2億4500万ドルをかけて改修されたメンフィス国際空港(MEM)は、アートが彩り、ゲートの待合も快適だ。

 投宿したホテル「ARRIVE Memphis」は、62室のブティックホテルで、「ブルースの殿堂」や「ナショナル・シビルライツ博物館(国立公民権博物館)」にもほど近い。歴史的な街並みに洒落たブティックやギャラリーが入り、歩いて回れる通りにある。このホテルも古い建物をリノベーションしてオープン。ミッドセンチュリーのインテリアが雰囲気のあるホテルだ。

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元の建物のレンガを活かして、ミッドセンチュリーな雰囲気とモダンさが同居したインテリア。
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ARRIVE Memphisのバス周り。パイプのような水栓などモダンでお洒落。鏡は引き込むとクローゼットの扉になる創り。