ハワイの「今」を駐在員の視点から-ホノルル・プライド月間、多様な人種が暮らすハワイを象徴するイベントに
今年も早くも11月となりました。ハワイでは、気の早いショッピングセンターがクリスマス・デコレーションを始めており、ホリデーシーズンまっしぐらといった様相になっています。
シルバーウィークの頃に増えていた日本からの観光客数も少し落ち着いたようで、毎朝チェックする日本語ラジオ放送でも、1日あたり1000名弱の到着とアナウンスされています。
高止まりしている燃料費や円安など、なんともし難いマイナス要因がハワイ旅行の足枷となっていますが、思い切ってハワイに来ていただければ、以前と同じ、開放感たっぷりの変わらぬハワイを味わうことが出来ます。今回は、自由を象徴するイベントを中心にハワイの近況をレポートしたいと思います。
ハワイのコロナウイルス状況
重症化リスクのない方にとっては、日常生活では全く気にすることはない状況です。気を付けたほうが良いのでは?という年齢層の方でも気にされていない方が多いように思います。ちなみに、月末時点の新規感染者数(1週間単位)の比較は下記となっています。
市郡 | 陽性率 | 州全体 | ホノルル | マウイ | ハワイ | カウアイ |
---|---|---|---|---|---|---|
新規感染者数(8月) | 8.6% | 2219名 | 1520名 | 273名 | 282名 | 101名 |
新規感染者数(9月) | 6.0% | 1132名 | 739名 | 121名 | 45名 | 68名 |
新規感染者数(10月) | 6.2% | 1327名 | 877名 | 157名 | 197名 | 82名 |
減少は横ばい、CDCによるコミュニティ感染リスク指標も3段階の一番下のグリーンとなっていますが、時折、中間のイエローに引き上げられる時もあるなど小さい増減があります。
ワクチン接種やマスク着用など感染対策
オミクロン株に対応した2価ワクチン接種は、10月に12歳以上から5歳以上へと対象年齢が引き下げられました。5歳から11歳の対象人口は、11万8000名で、その内の2回接種を完了している40%が接種可能になっていますが、あまり進んでいないようです。
マスク着用に関しては、求められる場所もなくなっていますので、個人的にはマスクを持ち歩く習慣がなくなってしまいました。小中学校もマスク着用は既に任意となっており、教室内でマスク着用をしている生徒は約半数で、教師も必ず着用という状況ではありません。従いまして、子供も久しぶりに普通の「風邪」を移されて帰宅する出来事が起こり始めています。
レストランやショップでの感染対策
授業員はマスク着用で勤務していますが、利用客に対しての規制は何もありません。日本ではレストランでの検温が継続されているようですが、ハワイでは店内飲食が再開された頃の短い期間のみで、今は座席数制限も含めて何もありません。
その他、ショッピングセンターや商店入口に手指消毒用の器機が設置されていますが、メンテナンスされておらず、容器が空で使えないものも少なくありません。
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