LX、航空自由化も路線増は慎重-16年の機材大型化見込み
国交150周年、航空自由化で記念式典開催
▽シニア層の取り込み、旅行会社と協力で-訪日需要に期待も
LXの成田線のロードファクターは85%で、シニア層を中心としたレジャーがメイン。レジャーとビジネスの比率はビジネスクラスで5対5、エコノミークラスで7対3とした。ただし、繁忙期の夏場はロードファクターが90%で、乗客のほとんどがレジャー目的だという。
岡部氏はビジネス需要は景気などに左右されるが「レジャーはトラフィックをある程度作れる」とし、旅行会社と相談し、シニア層の取り込みをはかることで需要増加につなげていきたいと語った。ビジネスクラスでもレジャー客の利用拡大をねらい、プロモーションを展開していく。さらに、夏のレジャー需要の増加を見込み、昨年に引き続き今年も6月から9月の期間限定で成田線を週9便に増便する計画だ。
また、岡部氏はインバウンドにも期待を示した。現在アウトバウンドとインバウンドの比率は7対3だが、「規模はわずかだが、ここ数年観光目的の訪日客が微増している」とし、2020年の東京オリンピック・パラリンピック効果もあり今後も継続する見込みだとした。
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