地方創生の推進力-日本版DMO(4) 行政と役割分担明確に

国内外のDMOを調査研究している近畿大学の高橋一夫教授は、バルセロナやロンドンのDMOについて(1)関与するメンバーが主体的に意思決定をしている組織体制(2)多様な財源を持っている(3)プロの人材がそれに見合う報酬を得ている(4)観光行政に対する説明責任と、観光関連企業との緊張感ある関係-などがあり「持続的かつ計画的、主体的に意思決定を行い、様々な主体との調整の中で観光事業を管理、遂行していく。それが観光地経営を担うDMOそのもの」とした。日本版DMOでもこれが出発点 そのうちバルセロナ観光局は日常...