観光庁、中国家族観光ビザの緩和案を提示−添乗員なしの自由旅行実現めざす

  • 2009年3月10日

観光庁はこのほど、中国人向け家族観光ビザの発給要件の緩和案を作成した。現在はこの案に基づいて外務省が練り直しており、その後関係省庁で議論する方針。観光庁国際交流推進課外客誘致室によると、年度内である3月中に何らかの方針を示したい考え。中国人向けの家族観光ビザは2008年3月に解禁したものの、取得して訪日した家族が8月までに4組10名にとどまった。日中双方の添乗員を1名ずつ同行させることなど、発給要件がネックになっていたという。このため、観光庁の案では、「富裕層のニーズはあくまでフリーの個人旅行」とい...