成田に世界初の「MR TBO」試験飛行機、飛行ルート最適化で上空待機解消、CO2削減へ
6月12日、成田空港に次世代航空交通システム「TBO(軌道ベース運用、Trajectory Based Operation)」の試験飛行機として、ボーイング社のB787-10型機「エコ・デモンストレーター」がシアトルから到着した。日本と米国、シンガポール、タイの4ヶ国共同で実施したもので、実際の旅客機を用いた試験飛行は世界で初めて。TBOは航空会社や空港、管制機関などが情報をリアルタイムに共有・更新することで、航空機の相互間隔を保ちながら最適な経路と通過時刻を常に提供するもの。航路を最適化することで...