写真で見る「ITB Asia 2019」、ツーリズムEXPOとの違いは

  • 2019年11月27日

 メッセベルリン・シンガポールが主催し、今年で12回目を迎えたアジア最大級のBtoB専門旅行商談会「ITB Asia」がこのほど、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで開催された。国際的な金融センターの1つで世界経済フォーラムの最新の国際競争力ランキングでは1位となった同国に、「ツーリズムEXPOジャパン2019」を上回る132ヶ国と地域から、1万3000人以上が参加して2万7000件以上の商談が繰り広げられた同イベントはどのようなものだったのか。会場の様子を、1ページ目は「ITB Asia」ならではの光景、2ページ目は各ブースの様子を中心に写真で伝える。

  • シンガポールらしくライオンダンス(獅子舞)とともに開幕。テープカットを務めたのはシンガポールの上級国務大臣やベルリン市長、メッセベルリンCEOなど

    開会式

  • 初日の基調講演は文化人や有名人などではなく、Booking.comとIBMからのスピーカーが務めた。写真はBooking.comのアジア太平洋マネージングディレクターによる講演

    基調講演

  • Trip.com(Ctrip)のブースは何と2階建て。同社は5つの常設ステージのうち最も大きな「ナレッジ・シアター」のスポンサーも務めた

    Trip.com

  • Trip.comのブースの2階から見下ろした会場。人通りが少ないのは終了時刻が近かったため

    Trip.com

  • 現地のスタートアップなどを集めた「トラベル・テクノロジー」のコーナー。OTAなどテクノロジー系企業がフロア全体に占める割合は、ツーリズムEXPOより大きい印象

    テクノロジー

  • 東南アジアを代表するOTAであるインドネシアのTravelokaのブースは、OTAではTrip.comに次ぐ規模。勢いを見せつけた

    Traveloka

  • シンガポール発のスタートアップの出展も目立つ。写真は出張管理ツールを提供しているTravelstopのブース

    Travelstop

  • 同じくシンガポール発スタートアップのBeMyGuestのブース。アジアの現地ツアーおよびアクティビティのBtoBプラットフォームを提供している

    BeMyGuest

  • 通信系スタートアップのAiraloもシンガポール発。旅行者向けにアプリで世界各地のeSIM(書換可能なSIM)を販売している

    Airalo

  • ゲンティンクルーズラインは巨大なクルーズ船型のブースを出展。その内部は…

    ゲンティン

  • ブースの内部には新造船「グローバルドリーム」の客室が。同船は総トン数20万8000トン、乗客定員9000名で、2021年初旬の就航を予定する

    ゲンティン

  • 東南アジアでの商談会らしく、「ムスリム・トラベル」と題した常設ステージも。他のステージと同様に3日間、朝から夕方までムスリム関連のセッションが繰り広げられた

    ムスリム

  • 常設ステージの「デスティネーション・マーケティング」ではサステナブル・ツーリズムに関するセッションも複数。写真はロンドンに本部を置くNPOのワールド・アニマル・プロテクションによるセミナーで、なかなかの盛況

    動物愛護

  • 今年の「ITB Asia」は初開催の「MICE Show Asia」との併催。来年はさらに「Travel Tech Asia」も同時開催が決定している

    MICE

  • 会場の一角には疲れた参加者のためのマッサージエリアも。無料の電動マッサージ機に加えて、視覚障害者のマッサージ師による施術も提供した

    マッサージ

  • 会場は、言わずと知れた統合リゾート施設「マリーナ・ベイ・サンズ」のエキスポ&コンベンションセンター。有名な3つのホテル棟とは別の建物のなかに、カジノやショッピングモールなどと一緒に併設されている

    会場

  • 来年の出展申込状況を示したフロアマップ。赤い丸は成約済み、緑の丸は予約済みで、廊下に面した一等地はすでにほとんどが予約されている

    来年の予定

  • 日本からの出展で最も大きかったのはJTBグループのブース。「GLOBAL DMC NETWORK」として、クオニイやツムラーレ、エウロパムンドなどのグループ会社をアピールした、日本政府観光局(JNTO)は参加せず

    JTB

  • 日本からはJRホテルグループも出展。そのほかオークラホテルズ&リゾーツや東急ホテルズ、沖縄県産業振興公社なども訪日客の獲得に向けて参加していた

    JR

  • 極東アジアの政府観光局のブースで最も大きかったのは、ツーリズムEXPOでも毎年最大規模を誇る韓国。その他は台湾が出展していたが、中国、香港、マカオは不参加

    韓国