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ハワイの「今」を駐在員の視点から-ウィズコロナに完全移行、徐々に日本からの観光客も

ハワイのワクチン接種状況

 4月末時点でのハワイ州でのワクチン接種完了者の割合は以下となっています。米国では、「ファイザーかモデルナを2回接種またはジョンソン&ジョンソンを1回接種」をワクチン接種完了者としてカウントしています。

州全体ホノルルマウイハワイカウアイ
2月76.3%80.0%69.0%67.0%71.0%
3月76.8%80.0%70.0%68.0%72.0%
4月77.2%81.0%70.0%68.0%72.0%
2022年4月26日現在:State of Hawaii, Department of Health

 昨年11月にワクチン接種の対象年齢は5歳まで引き下げられ、既に対象者中の希望者は接種を終えています。年齢別の統計を参照すると微増しているのは5歳から11歳の年齢層で、接種年齢に達した児童が主に接種しているのだろうと思われます。

 3回目のブースター接種の対象者は12歳以上になりますが、該当者数は約101万人と前月から3万人増加し、接種者も56万人と2万人増えています。渡航に3回目接種が求められる国へ旅行する州民も出始めていますので、ブースター接種の方は今後も増えると思われます。

 4回目のワクチン接種(2度目のブースター接種)に関しては、米国CDC(疾病予防センター)の指針に基づき、4月初旬よりハワイでも開始されています。但し、対象者は年齢50歳以上、または12歳以上で免疫不全の疾患がある人に限定されています。新規感染者も増えてきているので接種の奨励はされていますが、需要は少ないようです。実際、ドライブスルー接種ができた会場や移動式のワクチン接種バスなどは役目を終え終了しています。

ハワイで実施されている規制

 旅行者として米国に入国する際の規制として、ワクチン2回接種及び陰性証明の提示はハワイ訪問時には必要ですが、到着後の行動規制はありません。ただ、「マスク着用義務」は撤廃されているものの、各企業や施設の判断でマスク着用を求めることは可能で、着用が必要な店も少ないですが存在します。従いまして、まだ暫くはマスクを持ち歩く必要があります。

パイナップル列車の乗車待ちの行列。老若男女に関わらずマスク着用者は少数派です。

ウィズコロナのハワイで暮らす現状の肌感覚

 屋内・屋外を問わず、マスク着用率の低い旅行者とは異なり、地元ホノルルの住民は、スーパーマーケットなど屋内に入る時は引き続きマスクをする方が多いように思います。また公立学校では、感染防止効果が高いと立証されている「屋内でのマスク着用」は、引き続き年度末となる5月末までは継続されています。

 しかしながら、感染者数の増加に伴い、再び学校から「陽性者発生のお知らせ」が毎週届くようになりました。しかも以前とは異なり、ワクチン接種率の低い小学校からではなく、約74%と接種率が高い中学校からの連絡が増えています。担任の目が行き届く小学生ではなく、生徒数が多く、校内での移動も多い中学生に感染が出てきていることは、人混みでの注意深い行動が重要であることを示しています。

 米本土からの旅行者の多いハワイですが、ハワイ州民も旅行を始めています。米本土への国内旅行と異なり、ヨーロッパなど海外旅行の際は、米国人も帰国便搭乗前にPCR検査が必要です。先日、友人より陽性反応が出て帰国できないという連絡がありました。「ワクチンも接種しているので発症せずピンピンしているが、予期せぬ延泊で追加の滞在費が痛い」と笑い話で終わりましたが、このままハワイでの感染が拡大すると、同じことが日本からのお客様にも間違いなく発生するだろうと非常に心配になりました。

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