ハワイの「今」を駐在員の視点から-ウィズコロナに完全移行、徐々に日本からの観光客も

現在の観光地の様子(ノースショア)

 観光、マリンスポーツ、ショッピング、グルメとアクティビティが充実しているハレイワ・タウンのあるノースショアへ様子を見に行きました。

 なるべく地元民が少ない平日に訪れたのですが、車の数が非常に多く感じました。ドール・パビリオンの広い駐車場、ガーリック・シュリンプなどB級グルメの屋台が並ぶエリア、ハレイワ・タウン内のショッピング施設の駐車スペース、ウミガメビーチのパーキングなど、いずれもレンタカーであふれかえっていました。現在はレンタカー利用比率の高い米本土からの旅行者が多いからだと思いますが、これに日本からの旅行者が戻り、ツアー車両が増えるとなると大変だな、と思いました。

 一方で、昨夏にも一時的にオーバーツーリズムが危惧された時もあったので、道路自体を改善したり、駐車場を有料化して誘導員を採用したりと対策もされていました。

有料化された屋台村の駐車場。出費になりますが、誘導は無駄な行列ストレスの軽減になります。

 ハナウマ湾に続き、ダイアモンドヘッド登山も今月より予約システムが導入されるなど、予約や有料化は現地手配をする者にとっては手間が増える嫌なことなのですが、ツアーを楽しまれるお客様や案内を担当するガイド達にとっては、地元民との軋轢も防止でき、スムースなツアー催行にもなるので良いことなのだろうと思います。

自由に出入りできたクカニロコですが、コロナ後の再開は完全予約制となっています。

  最後に、ガソリン代は遂に高止まりとなりました。毎年、夏に向けて上昇するのですが、さすがにこれ以上は住民も耐えられないだろうと思います。また、求人募集に関しては、よく目にするコンビニ・スタッフ募集広告の時給が16ドル、円換算で2,000円を超えてきました。日本からの観光客再開に備えて従業員再雇用の準備を始めている会社も少なくありませんが、頭の痛いところです。

高いガソリン代の看板にガックリ来ますが求人募集の黄色いバナーの時給には更に驚かされます。

本稿は、トランスオービット ハワイ マネージャーの水上直弘氏より寄稿いただいています。
※2022年5月2日(現地時間)現在の情報です。

株式会社トランスオービット
米国本土・ハワイ・カナダ・オーストラリア・韓国に現地法人を有するランドオペレーター
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