ハワイ、7月の渡航者数はコロナ前の9割まで回復 本土からの渡航者が牽引
ハワイ州産業経済開発観光局(DBEDT)とハワイ・ツーリズム・オーソリティは7月のハワイへの渡航者数が2019年比で11・6%減の87万9551人だったと発表した。コロナ前の9割まで回復している。
2020年7月の渡航者数2万2562人からは38倍と劇的な回復ぶり。アメリカ本土からの渡航者数が2019年比で20・6%増とコロナ前を大幅に上回るなど「国内観光目的地」としてハワイの観光再開を牽引している。
一方、依然として外国からの渡航者は少なく、7月は日本からハワイへの渡航者は2817人(2019年比97・9%減)、カナダからは1999人(同92・6%減)、その他海外からは2万3285人(同81・7%減)となっている。
全世界からの渡航者の平均滞在日数は9・35日で、2019年7月比で微増だったのに対し、日本人の平均滞在日数はコロナ前の約3倍の18・10日だった。
日本からハワイへの渡航では事前にPCR検査を行うことなどで、米国本土からの渡航者同様に入国時の隔離は免除されている。オアフ島とマウイ群において、レストランやバーなど一部施設の利用時にはワクチン接種証明書の提示が求められる。
日本への帰国時には、これまで14日間の隔離が必要だったが、政府は水際対策を緩和し10月1日以降の帰国・入国について隔離期間を10日間(10日目以降に検査で陰性確認が必要)に短縮する。
情報提供:トラベルニュース社