アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク、「新型コロナウイルス」の影響‐続報 (8/26の状況)

  • 2021年8月27日
  • 出典:OTOA

「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークの状況をお知らせいたします。

日本の厚生労働省・各自治体が発行する「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」(和英)の有効性について、アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマークの各所管部署と確認が取れました。

※アイスランド: Certificates of vaccination accepted at the border in Iceland for exemption of border measures due to COVID-19

 https://www.landlaeknir.is/um-embaettid/greinar/grein/item44162/certificate-of-vaccination-against-covid-19-accepted-at-the-border

■ アイスランドの状況

◎ 出入国時の検疫要件

2回目の接種から14日以上経過した「ワクチン接種証明書」、または「抗体保持証明書」を所持する旅行者は、空港到着72時間前以内に取得したPCR検査または迅速抗原検査の陰性証明書を提示することで入国・旅行が可能で、到着時のPCR検査を受ける必要はありません。

8月16日よりワクチン接種済のアイスランド関係者(アイスランド人、アイスランド居住者、外国人労働者、難民申請者等)については、到着後48時間以内にPCR検査、または迅速抗原検査を受診する運用が始まっております。

出国時の搭乗手続きの際は、レイキャヴィクにて行ったPCR検査の陰性証明書の提示が必要です。PCR検査で陽性となった場合には隔離施設で療養後、PCR陰性証明書を取得した後に空港で搭乗手続きが可能となります。

上記証明書が無くても、

1) PCR陰性証明書提出

2) 入国後2回のPCR検査とその間5日の隔離

3)https://visit.covid.is/ への事前登録

を完了していれば、日本からも入国と旅行が可能です。

※詳細: https://www.covid.is/sub-categories/vaccination-and-antibodies

変異株の状況により、検疫・出入国に関する各要件も変わりますので、旅行手配の際は事前にご確認ください。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況

2回目のワクチン接種を完了した人のデルタ株での再感染事例が各国で出ておりますが、アイスランドに関しては峠を越したと判断され、8月28日以降、レストランの収容人数が100名から200名に変更になるなど 国内の各規制が緩和される予定です。

新規陽性者数は国内検査で103名(うちワクチン接種完了者は70名)、ワクチン未接種の入国者1,335名のPCR検査で5名、現在隔離中の感染者930名、入院者は16名、うち集中治療室に入っている人は4名、第4波で初めて死亡者が出たことから死亡者数累計は31名です。

感染の疑いのある国内の自主隔離者数は1,493名、入国者の自己検疫者数は872名で自宅等で経過観察中です。これまでの感染者累計は10,443名です。

人口の71.2%にあたる263,354名が2回目のワクチン接種を完了し、1回目を含めると国民の75.5%が接種を完了、36,724名が3回目のブースター接種を完了しております。

なお、ワクチンは、欧州医薬品庁で承認されたファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ヤンセンの4種が認められております。

■ フェロー諸島の状況

◎ 出入国時の検疫要件

昨年2020年7月以来、日本を含む9ヵ国から入国&旅行が可能となっておりましたが、本年4月01日以降は、2回目のワクチン接種後8日を経過すれば、空港到着時「ワクチン接種証明書」及び「入国前3日以内に受けたPCR検査陰性証明書」を提出し、空港でカード決済にてPCR検査を受け、その日の夜か翌日の正午までに判明する結果が陰性であれば、即旅行が可能となる運用が継続しております。

空港到着時のPCR検査は、9月01日に終了となりますが「到着2日前に一回、到着2日後に一回、PCR検査を受診することを推奨する」とニールセン首相がコメントを出しております。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

現在の感染者数は6名、これまでの感染者数累計は999名となっています。検疫中の人は18名、入院者は0名、死亡者数累計は2名です。これまでPCR検査を受けた累計数は390,919名となっております。

現在、人口の63.5%にあたる33,929名が2回目のワクチンの接種を完了、1回目のワクチン接種済みの人を含めると国民の約68.4%が接種を完了しております。

12~15歳のワクチン接種が始まっております。

短期滞在の外国人旅行者も無料でワクチン接種が可能です。

アトランティック航空のフェロー諸島~コペンハーゲン空港間のフライトは、昨日8月26日は5便が運航しております。

■ グリーンランド

◎ 出入国時の検疫要件

2回目のワクチン接種済み旅行者、もしくは感染歴のある旅行者は、コペンハーゲンでの搭乗手続き時に所定の証明書、「入国前48時間以内に欧州で受診し取得したPCR陰性証明書」と「Summut用紙」を提出すれば搭乗・入国が可能となっており、到着時のPCR検査や入国後の自己隔離は免除され、即旅行が可能となっております。

なお「ワクチン接種証明書」不所持者の入国要件は以下の通りです。

* 入国前:

 入国前2日以内に受診取得した所定のPCR検査陰性証明書。

 自治政府所定の「Sumut用紙」の提出。

* 入国後:

 5日間の自己隔離とPCR再検査、もしくは14日間の自己隔離(再検査不要)、

 マスク着用等の義務履行。

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

現在の感染者は65名、死亡者は0名、累計の感染者数は318名です。これまでPCR検査を受けた累計数は55,746名、国立病院の入院者は2名です。

現在人口の55.2%が2回目のワクチン接種を完了、1回目を含めると69.5%が接種を完了しております。

医師会は現在も集団免疫達成を目指しております。

2021年7月01日よりコペンハーゲン~カンゲルルスアーク線が週4便となり、日本を含め外国人は1便223名以下、1週間に1,000名以下の運送制限がありますが、8月も毎日ほぼ満席の状況です。

なお、ワクチン未接種者は、国内線への搭乗が不可となっております。

■ デンマーク

◎ 出入国時の検疫要件

日本は現在も「網掛けのオレンジ国」ですが、日本の予防接種証明書が有効であると在デンマーク日本国大使館も発表しており、入国前72時間以内に取得した「PCR検査陰性証明書」の提出により到着後の隔離も不要、宿泊を伴う場合も含めトランジットでの入国も可能です。

※参考: デンマーク政府の旅行者向けホームページ

 → Travelling to Denmark as a tourist

  https://en.coronasmitte.dk/covidtravelrules

◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等

デンマークの現在の感染者数は15,902名、入院者数は127名で、うち19名が集中治療室に入っております。死亡者数は2,573名で、PCR検査を受けた累計数は40,292,775名です。

これまで国民の70.2%にあたる4,109,403名が2回目のワクチン接種を完了、約74.9%が1回目の接種を完了しております。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会