アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、デンマーク、「新型コロナウイルス」の影響‐続報 (8/15の状況)
「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島、グリーンランド及びデンマークの状況をお知らせいたします。
日本の厚生労働省・各自治体が発行する「新型コロナウィルス感染症予防接種証明書」の有効性を各国に確認しておりますが、アイスランド、デンマーク、フェロー諸島はについては「書面の有効性」が確認ができました。グリーンランドについては現在確認中です。
※アイスランド: Certificates of vaccination accepted at the border in Iceland for exemption of border measures due to COVID-19
https://www.landlaeknir.is/um-embaettid/greinar/grein/item44162/certificate-of-vaccination-against-covid-19-accepted-at-the-border
■ アイスランドの状況
◎ 出入国時の検疫要件
2回目の接種から14日以上経過した「ワクチン接種証明書」、または「抗体保持証明書」を所持する旅行者は、空港到着時のPCR検査を受けずに入国と旅行が可能ですが、7月27日より到着72時間前以内に取得したPCR検査または迅速抗原検査の陰性証明書の提示が要件となりました。
8月16日よりワクチン接種済のアイスランド関係者(アイスランド人、アイスランド居住者、外国人労働者、難民申請者等)については、到着後48時間以内にPCR検査、または迅速抗原検査の受診が要件となります。
出国時の搭乗手続きの際は、レイキャヴィクにて行ったPCR検査の陰性証明書の提示が必要です。万が一陽性となった場合には隔離施設で療養後、PCR陰性証明書を取得した後に空港で搭乗手続きが可能となります。
上記証明書が無くても、
1) PCR陰性証明書提出
2) 入国後2回のPCR検査とその間5日の隔離
3)https://visit.covid.is/ への事前登録
を完了していれば、日本からも入国が許可されております。
※詳細: https://www.covid.is/sub-categories/vaccination-and-antibodies
◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況
他国同様、2回目のワクチン接種を完了した人のデルタ株での再感染例が続いていることから、7月25日から国内にて再度規制が敷かれております。
新規陽性者数は国内検査で130名(うちワクチン接種完了者は91名)、ワクチン未接種の入国者237名のPCR検査で1名、現在隔離中の感染者1,335名、入院者は32名、うち集中治療室に入っている人は8名で、死亡者数累計は30名です。
感染の疑いのある国内の自主隔離者数は1,842名、入国者の自己検疫者数は920名で自宅等で経過観察中です。これまでの感染者累計は9,736名です。
チーフ疫学者が「ワクチン接種は感染と重症化リスクを下げている。感染は未接種者が接種完了者の3倍、入院は約4倍、集中治療は5倍という状況。」とコメントしております。
人口の69.1%にあたる255,322名が2回目のワクチン接種を完了し、1回目を含めると国民の73.6%が接種を完了しております。なお、ワクチンは、欧州医薬品庁で承認されたファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ヤンセンの4種が認められております。
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レイキャネス半島のファグラダルスフィアトラ火山は噴火から150日目を迎え、現在も溶岩が流出しております。
→参考: Feed #2 - Live Iceland Volcano Eruption(8-14-21) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Cq7gl8sMnx4
■ フェロー諸島の状況
◎ 出入国時の検疫要件
昨年2020年7月以来、日本を含む9ヵ国から入国&旅行が可能となっておりましたが、本年4月01日以降は、2回目のワクチン接種後8日を経過すれば、到着時「入国前3日以内に受けたPCR検査陰性証明書」を提出し、空港で有料のPCR検査を受けその日の夜か翌日の正午までに判明する結果が陰性であれば、即旅行が可能です。
8月31日からは、空港到着時のPCR検査が廃止されます。
◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等
現在の感染者数は4名、これまでの感染者数累計は991名となっています。検疫中の人は10名、入院者は0名、死亡者数累計は2名です。これまでPCR検査を受けた累計数は387,645名となっております。
現在、人口の61.7%にあたる32,933名が2回目のワクチンの接種を完了、1回目のワクチン接種済みの人を含めると国民の約67.3%が接種を完了しております。
12~15歳のワクチン接種が始まっております。
短期滞在の外国人旅行者も無料でワクチン接種が可能となりました。
アトランティック航空のフェロー諸島~コペンハーゲン空港間のフライトは、昨日8月15日は6便が運航しております。
■ グリーンランド
◎ 出入国時の検疫要件
2回目のワクチン接種済み旅行者、もしくは感染歴のある旅行者は、コペンハーゲンでの搭乗手続き時に「入国前48時間以内に欧州で受診し取得した「PCR陰性証明書」と「Summut用紙」を提出すれば搭乗・入国が可能となっており、到着後のPCR検査や入国後の自己隔離は免除され、即旅行が可能となっております。
なお「ワクチン接種証明書」不所持者の入国要件は以下の通りです。
* 入国前:
入国前3日以内に受診取得した所定のPCR検査陰性証明書。
自治政府所定の「Sumut用紙」の提出。
* 入国後:
5日間の自己隔離とPCR再検査、もしくは14日間の自己隔離(再検査不要)、
マスク着用等の義務履行。
◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等
現在の感染者は103名、死亡者は0名、累計の感染者数は245名です。これまでPCR検査を受けた累計数は49,932名、国立病院の入院者は2名です。
現在人口の67.2%が2回目のワクチン接種を完了しております。
首都・ヌークの12~15歳の約50%が接種を完了しております。
2021年7月01日よりコペンハーゲン~カンゲルルスアーク線が週4便となり、日本を含め外国人は1便223名以下、1週間に1,000名以下の運送制限がありますが、8月も毎日ほぼ満席の状況です。
なお、ワクチン未接種者は、国内線への搭乗が不可となっております。
■ デンマーク
◎ 出入国時の検疫要件
日本は現在も「網掛けのオレンジ国」ですが、入国前72時間以内に取得した「PCR検査陰性証明書」提出等が要件となりますが、宿泊を伴う場合も含めトランジットでの入国は可能で、到着後の隔離も不要です。
※参考: デンマーク政府の旅行者向けホームページ
→ Travelling to Denmark as a tourist
https://en.coronasmitte.dk/covidtravelrules
◎ 現在の感染状況、ワクチン接種状況等
デンマークの現在の感染者数は15,414名、入院者数は107名で、うち15名が集中治療室に入っております。死亡者数は2,560名で、PCR検査を受けた累計数は39,526,972名です。
これまで国民の62.4%にあたる3,651,972名が2回目のワクチン接種を完了、約73.7%が1回目の接種を完了しております。
以上、ご注意ください。