【コラム】コロナ後の業務渡航への関心の高さに驚いています
少々宣伝じみていますが、先週大変ありがたいと思うと同時に、驚いたことが有ります。
6月11日(金)の10時に、トラベルビジョンに会員登録をしていただいている読者限定のライブイベントとして「【緊急企画】業務渡航に未来はあるか!?4社合同座談会を開催」と言うご案内を送らせて頂いたところ、午前中までに定員1000名の半分以上、夕刻にはほぼ定員が埋まるほどの視聴申し込みを頂きました(定員を大幅に増やしましたので、今からでもお申し込み頂けます)。
旅行会社の方からのお申し込みは勿論多数頂いているのですが、ホテル・航空会社・観光局・大学や専門学校、行政の方等々幅広い業種の方にお申し込み頂き、観光産業全体のコロナ禍中及びポストコロナにおける業務渡航需要の変化に対する興味の高さがひしひしと感じられます。
以前このコラムでも触れましたが、ビル・ゲイツはじめ著名人や知識人と言われる多数の方が、出張は激減すると予想されており、あたかも出張は時間を含めコストの無駄、オンラインで十分との認識が一部に広がっているように感じます。
コロナ禍を経て、出張は無用の長物となるのでしょうか?私はそう思いません。
実際に会って話し、食事を共にして相互理解と懇親を深める。オフィスに伺いその会社やチームの空気感を感じる。訪れることによってその地域の魅力を肌で感じる。文化に触れる。これらは今日明日の定量的な成果としては現れ難いでしょうが、これら無くしては新たな気付き、発想を得ることは難しいのでは無いでしょうか。
どんな業界・企業でも多かれ少なかれ、他社と競合・競争をされていると思います。ライバルがコロナを契機に出張はじめリアルでの取引先との接点を減らすならば、それこそ千載一遇の好機と考える方も少なからず居られると思います。一方、それらの方々でも安全に関してはこれまで以上に配慮されたいでしょうし、検疫に関する情報やより効率的な移動、ホテルの選択に関してもプロの助言を求めて居られると思われます。まさに、プロである我々の出番かと。
㈱エフネス代表取締役社長兼トラベルビジョン発行人。27歳でエフネスの前身㈱ルゥエストを創業し、31周年にあたる今年に至る。旅行素材のホールセール、観光関連企業への決済サービス提供、緊急対応代行、業界誌トラベルビジョン運営等々、主に観光産業内のB2B事業に携わる。
㈱ティ・エス・ディ代表取締役、一般社団法人インバウンドデジタルマーケティング協議会理事、㈱ミックナイン社外取締役