新しい生活様式に対応する、CUICIN株式会社の宿泊施設向けスマートオペレーションサービス「aiPass」とは
依然感染拡大が続いている新型コロナウイルスは我々の生活様式さえも変化させた。政府が発表した新しい生活様式では非対面・非接触が推奨されており、様々な施設が対応に追われている。それは宿泊施設も例外ではなく、チェックインやチェックアウト時、フロントでは対面での接客が発生し、混雑している時間帯ではチェックイン待ちの宿泊客が列を作るケースもある。そんな宿泊施設のコロナ対策の一助となるのが、CUICIN株式会社のスマートオペレーションサービス「aiPass」で、フロント業務の負担軽減のみならず顧客満足度も高めることが出来るという。
「aiPass」を運営するCUICIN株式会社は「GOOD TRIP,GOOD LIFE!(旅で人生を豊かに)」をビジョンに、2019年11月に設立された企業で、従業員数は現在4名。元々はtravel tech事業を手掛ける株式会社TRASTAから同事業が始まっており、昨年11月に事業譲渡された。
「aiPass」は宿泊施設のあらゆる情報や業務などを宿泊客のスマートフォンと繋げることで、施設側は業務負担の軽減やペーパーレス化を促進させることが出来、宿泊客側は面倒なチェックイン手続きなどが簡素化されるため利便性が向上するメリットがある。主な機能はチェックイン機能、館内案内、周辺案内、チェックアウト機能の4つで、全ての機能は宿泊客のスマートフォンなどで展開される。チェックイン機能は「現地」と「事前」の2通りの方法があり、現地の場合は到着時にQRコードを読み取み、事前の場合は予約確認メールなどから到着前に手続きが完了する。チェックアウトの際もチェックイン時に記入した電話番号を入力することで完結する。チェックインの際に情報を入力する必要はあるが、2回目以降は入力が不要となる。館内案内は今までアナログで案内をしていた施設案内やWi-Fi、朝食の時間などが全て宿泊客のスマートフォンで確認出来るようになる。更に周辺の観光情報も一緒に見ることが出来れば顧客満足度は更に高まるだろう。
今後は、宿泊客の管理が出来る予約連携機能や、スマートフォン操作で部屋の開閉を行うスマートキー機能などが実装される予定で、スマートキーが実装されればチェックイン、チェックアウトと併せて滞在中に一切フロントに行かないということも可能になりそうだ。
「aiPass」は今年2月にサービスをスタートし、現在10社が導入している。9月3日からはスマートチェックイン機能の無償提供を開始しており、導入施設は更に拡大する見込みだ。