訪日客の多様化へ、観光庁が実証実験を公募-国・地域の偏り改善めざす
観光庁は2月18日、「観光地における新規市場の開拓・多角化に向けた実証事業」の公募受付を始めた。
同事業は、インバウンド誘客において、誘客ターゲットとなる市場の多角化が目的。観光客の割合が特定の国・地域に集中している観光地の新規市場の開拓を目指し、実証を行う。
対象は、現在訪れている観光客が特定の国・地域に偏り、新規市場の開拓・多角化に取り組む緊急性が高い市区町村。自治体やDMO、旅行会社、地元関係事業者らが連携して、マーケティング、多角化への戦略策定、観光資源の磨き上げ、旅行商品の造成などの事業を展開していく。
事業では、観光庁が派遣する事務事業者や外国人有識者らと連携して進める。必要経費も1500万円を上限に支援する。
選定件数は10件を予定。実施体制や取り組み内容を基に選定する。
募集期間は3月19日まで。観光庁HPから必要書類を入手して応募する。
情報提供:トラベルニュース社