同志5600社を強みに ANTA総会で二階会長が鼓舞
全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)はこのほど、東京都千代田区の都市センターホテルで令和元年度第55回定時総会を開いた。役員改選では、二階会長をはじめ近藤幸二副会長(全観トラベルネットワーク)と永野末光副会長(西日本トラベルサービス)を再任、新たな副会長に駒井輝男さん(東日本ツーリスト)を選出した。
二階会長は冒頭のあいさつで「どこへ行っても我々5600社の同志がいる。それを強みとして旅行振興を考え活路を見い出していく。自信と誇りを持ってやっていきましょう」と呼びかけた。
来賓を代表して田端浩観光庁長官は「着地型旅行の担い手はANTA会員だ。地域の魅力を再認識し磨き上げに力を発揮してほしい。新しい旅行形態で国内観光の需要を創ることが大事です」と地域観光振興にANTA会員の役割を期待した。
令和元年度事業計画では、旅行業法に基づく主要業務のほか、第15回国内観光活性化フォーラムを来年2月20日に熊本市で開催することや、10月24日から4日間、大阪市で開かれるツーリズムEXPOにブース出展することなどを決めた。ツーリズムEXPOはこれまでも出展していたが、今年は全旅の協力も得てブース数を大幅に拡大。国内観光活性化フォーラムinくまもとの開催をアピールするなど、国内外の観光関係者ら来場者にANTAの活動をPRする。
懇親会には、石井啓一国土交通相、小池百合子東京都知事らも出席。観光振興、旅行需要の拡大にANTA会員への期待を話していた。
情報提供:トラベルニュース社