ANAが約10年ぶりに新シート、建築家・隈研吾氏とコラボ【フォトニュース】
全日空(NH)は今夏から、長距離国際線の主力機であるB777-300ER型機の機内仕様を一新し、新シートを導入する。NHが新シートを発表するのは、2009年11月にサービスブランド「Inspiration of Japan」とともに発表して以来、約10年ぶり。機材への搭載に先立って7月11日にはメディア向けに新プロダクトの発表会と機内内覧会を開催。
今回のリニューアルでは、建築家の隈研吾氏とイギリスのデザイン会社「Acumen」にデザイン監修を依頼。発表会の挨拶でNH代表取締役社長の平子裕志氏は、「洗練さと日本の魅力を兼ね備えた最上級の空間を実現できた」と喜びを語った。
また、隈氏は「木の質感、日本家屋に馴染みのある技法など日本建築空間が持っている良さを実現するために、さまざまな工夫を凝らした。世界中の皆さんに、日本の空間が持っている素晴らしさを機内で体験してほしい」と述べた。
新シートを導入した機体は、8月2日より東京(羽田)/ロンドン線で運航を開始する。新しい機内仕様を写真で紹介する。