ANAとJAL、16年度の国際線旅客は5.3%増、利用率は78%

  • 2017年5月10日

 全日空(NH)と日本航空(JL)の2016年度の運航実績で、2社の国際線旅客数の合計は前年比5.3%増の1751万4177人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が5.2%増だったのに対し、旅客輸送量を表す有償座席キロ(RPK)が6.5%増となった結果、利用率は1.0ポイント増の77.9%となった。

 2社のうち、5月10日に運航実績を発表したNHの旅客数は11.6%増の911万9400人。ASKは9.9%増、RPKは12.2%増、利用率は1.5ポイント増の75.8%だった。

 方面別の旅客数は全方面で前年を上回った。最も多かった「アジア・オセアニア」は14.1%増の630万3684人で、伸び率も最も高かった。次いで「北米・ホノルル」が7.3%増の202万8055人となり、テロ事件による需要低下から回復した「欧州」は4.4%増の78万7661人だった。

 利用率が最も高かったのは「北米・ホノルル」で3.3ポイント増の78.0%。「欧州」は3.0ポイント増の77.0%で、「アジア・オセアニア」は唯一前年を下回り、0.3ポイント減の73.6%となった。

 なお、JLは4月25日に16年度および3月単月の運航実績を発表している(下記関連記事)。

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