日系2社、10月の国内線旅客は0.2%増、利用率も微増
全日空(NH)と日本航空(JL)の2016年10月の運航実績で、2社の国内線旅客数の合計は前年比0.2%増の654万4716人と微増した。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が0.9%減となったのに対し、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が前年並みとなった結果、利用率は0.6ポイント増の71.7%となった。
NHは11月30日に運航実績を発表。旅客数は0.3%減の357万314人で、ASKは0.6%減だったところ、RPKは0.2%増となり、利用率は0.6ポイント増の69.8%となった。路線別旅客数は羽田/新千歳線が最も多く、2.9%減の34万6547人。次いで羽田/福岡線が3.2%減の29万2222人、羽田/伊丹線が1.4%減の24万2732人と続き、上位6位を羽田線が占めた。
旅客数の伸び率が最も大きかったのは、座席供給量を131.0%増やした新千歳/仙台線で、82.3%増の1万9139人。以下は新千歳/新潟線が65.3%増の6835人、新千歳/釧路線が42.2%増の1万2578人と続き、上位4位を新千歳線が占めた。
利用率が最も高かったのは羽田/宮古線で89.9%。次いで成田/伊丹線が86.5%、成田/中部が82.1%となった。
なお、JLは11月25日に10月の運航実績を発表している。詳細は別途記載(下記関連記事)。
▽NH、10月単月
国内線
※訂正案内(編集部 2017年1月6日13時00分)
・訂正箇所:本文および表
全日空の伊丹線を誤って関空線と表記しておりました。
お詫びするとともに訂正いたします。