NAA、四者協に向け社内に新組織、第3滑走路などの課題検討
成田国際空港(NAA)はこのほど、9月17日に開催された同社と国土交通省、千葉県、周辺9市町の4者による「成田空港に関する四者協議会(四者協)」の初回会合を受け、社内に「成田国際空港の更なる機能強化推進本部」を設置した。本部長は代表取締役社長の夏目誠氏が、本部員はすべての取締役と執行役員が務め、計20名で構成する。30日に第1回の会議を開催した。
四者協では、同省の技術検討小委員会がとりまとめた第3滑走路の建設、B滑走路の延伸、夜間飛行制限の緩和などの機能強化の方策について、具体化に向けた検討を進めていくことを確認。同省はNAAに対し、必要な調査を実施するよう指示している。
推進本部は30日の会合で、機能強化の実現に向け課題を整理し、今後の検討に向けて認識を共有したという。NAAによれば次回の四者協には、抽出した課題や社内調査の結果などを提出する予定。