航空戦略課長、仁川とのハブ競争「乗継需要の取込みがカギ」
国土交通省航空局航空戦略課長の海谷厚志氏は5月22日、海外ホテル協会(OHEA)の定例会でおこなった講演で、日本の首都圏と韓国・仁川のハブ空港競争について言及。仁川は過去10年間で総旅客数が約2倍、乗継旅客数は約3倍に増加している一方、成田はともに減少傾向にあることを説明した上で、「絶対数としては少ないが、乗継旅客数が(2010年に)逆転されたことが大きい」と指摘し、今後は成田でも乗継需要の取り込みがネットワーク拡大のカギになるとした。「航空行政の現状と展望について」と題した講演において海谷氏は、仁...