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アクセスランキング、1位は訪日タイ市場動向-EXPO開幕

26日の会場の様子(※クリックで開会式の記事に移動)[総評] 今週の1位は、タイからの訪日旅行市場についてJTB総合研究所が実施した調査の結果をお伝えした記事でした。今週はシルバーウィークであったため、対象の記事が木曜日の朝刊と夕刊、金曜日の朝刊で配信した分のみと少なくなっていますが、1位は通常時でも十分に上位に入るアクセス数です。誌面において国内・訪日関連情報の強化を進めて参りましたが、読者の皆様にもご活用いただけていることを嬉しく思います。

 タイからの訪日旅行者数は2014年の実績では国・地域別で6位に入っており、さらに2015年も8月までの累計で前年比25.8%増と大きく伸びているところで、訪日のソースマーケット(供給元市場)としてますます存在感を増しています。

 文中では、タイトルの通り訪日旅行者のリピーター化傾向についてお伝えしているほか世帯年収、旅行頻度などの調査結果もご紹介しています。回答者の約9割が最終学歴を大学以上と答えている点など偏りがあるような気もしますが、オンライン調査ですのでインターネットに親しんでいない層は除外されており、そういった点は織り込んだ上でデータを読まなければならないでしょう。

 また、今週のランキングでは9位に日本旅行による国内ツアーの記事が入りました。商品は、テレビ番組の「イケメンなオネェ」を選ぶコンテストで優勝されたHIDEKiSMさんが同行するバスツアーで、すでに第3弾となる人気企画のようです。

 最近はLGBTの文字を一般メディアで目にする機会も多くなり、渋谷区が全国に先駆けて「同性パートナーシップ条例」を施行するなどセクシャルマイノリティの方々と社会全体との関わりが変化しつつあります。とはいえ、多くの「セクシャルマジョリティ」にとってはおそらくまだあまり現実味がないはずで、旅行業界でも従事者と顧客それぞれの側面で考えていかなければなりません。

 トラベルビジョンでは、今年3月に訪日外国人向けの旅行情報サイト「Japan Hoppers」を立ち上げましたが、その姉妹媒体としてLGBTの旅行者に特化したサイト「OutJapan」も開設する予定です。それに関連し、9月29日と30日には東京と京都で開催されるセミナーにもOutJapanとして協賛しているところで、手前味噌ながらLGBTとインバウンド誘客にご興味がおありでしたら是非ご参加いただければと思います。(リンク:東京会場京都会場

 なお、この原稿は25日に始まったツーリズムEXPOジャパンの会場である東京ビッグサイトで書いています。今年は、世界141ヶ国・地域と国内47都道府県から1161の企業・団体が出展するとのことで、日本旅行業協会(JATA)会長の田川博己氏は開会式で「交流大国」の実現に貢献するイベントとなることを期待されていました。

 あいにくの天気ではありますが、会場内では海外、国内ともに大いに熱気が感じられます。年に1度のお祭りですので、近場にお住まいの方もそうでない方も足をお運びになってはいかがでしょうか。(松本)

▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2015年9月第4週:9月20日0時~9月25日12時)
第1位
タイ人の訪日がリピーター化、計画中の7割が経験者-JTB総研(15/09/24)

第2位
旅行産業経営塾が再開、16年5月から2年間(15/09/20)

第3位
ルフトハンザ、日本線プレエコ導入完了-FRA/成田、関空線にも(15/09/20)

第4位
IATA、債務保証制度を変更、一部値上がりも(15/09/20)

第5位
今年もツーリズムEXPO開幕、田川氏はトラベルウィーク拡張に意欲(15/09/24)

第6位
AC、NON-IATA予約の公示運賃発券期限を24時間以内に-例外も(15/09/20)

第7位
北海道新幹線、新青森/新函館北斗間を3月26日に開業、1日13往復(15/09/20)

第8位
赤プリ跡の「東京ガーデンテラス紀尾井町」、家紋風のロゴ発表(15/09/20)

第9位
日本旅行、オネェと巡るバスツアー第3弾、甲府で実施(15/09/24)

第10位
タイ国際航空、中部発深夜便で座席アップグレードキャンペーン(15/09/24)