日系2社、14年度の国際線旅客は6.6%増-3月単月は1割増
日本航空(JL)と全日空(NH)の2014年度の運航実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比6.6%増の1499万2320人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は10.7%増だったが、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は8.6%増に留まり、利用率は1.4ポイント減の73.8%となった。
2社を比較すると、旅客数はJLが0.9%増の779万3704人と微増した一方、NHは羽田線の拡大などにより13.6%増の719万8616人となった。JLはASKが3.2%増、RPKが2.0%増となり、利用率は0.8ポイント減の75.7%。NHもASKが19.0%増のところ、RPKは16.1%増となり、利用率は1.8ポイント減の72.0%と前年を下回った。
方面別では、JLの旅客数は中国が7.1%増で最も伸長。次いで太平洋が5.2%増、グアムが3.6%増となった。利用率では、グアムが81.8%と最も高く、前年からも1.1ポイント伸長。このほか、太平洋が0.6ポイント増の80.0%、オセアニアが5.1ポイント増の79.2%と続いた。
一方、NHの旅客数は欧州が19.9%増、北米・ホノルルが14.6%増、アジアは12.4%増と全方面で前年から増加。しかし、利用率はASKが大幅に増加したことで、全方面で前年割れとなり、アジアが0.1ポイント減の70.9%、北米・ホノルルは1.1ポイント減の74.7%、欧州は6.9ポイント増の69.2%だった。
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