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トップインタビュー:ニュージーランド航空日本・韓国地区支社長 カー氏

「ダブルジャパン」戦略で日本市場2倍へ
新機材活用、羽田に意欲も

-便数も2倍に増やすということですが、今後の見通しは

このほど発表したエコノミー3席が1つのカウチになる「スカイカウチ」 カー 日本/ニュージーランド間は、冬ダイヤでニュージーランドが夏のピーク時期は週10便、夏ダイヤでニュージーランドが冬にあたるショルダーシーズンは1日1便で運航しており、今年も継続する。今後はボーイングB787-9型機の受領のタイミング次第ではあるが、2017年冬ダイヤ時点にはダブルデイリーで運航したい。夏ダイヤは閑散期に当たるため、1日1便以上を継続する。

 B787-9型機は今年12月末までに10機受領する見込みだ。更に、全て利用するかは未定だが、オプションが8機ある。なお、同機材は昨年12月から日本線に導入しており、B767-300型機とともに活用しているが、8月24日からは成田/オーランド線全便でB787-9型機を利用することになる。

 ダブルデイリーについては、路線は決まっていないが、成田/オークランド線のデイリー運航は維持する予定。オークランドは主要デスティネーションであり、我々のハブ空港で、南島のクイーンズタウンなどの他都市への接続も便利で、南太平洋のトンガやフィジーなどにも乗継できる。3月にはオークランド/ブエノスアイレス線も就航した。

 現状のままでは成田から週14便となるが、羽田就航も期待している。ただし、希望のスロットが取れないのが課題だ。羽田に夜10時から10時30分に到着し、12時ごろに出発するスロットが取れれば、就航は可能性としてあるかもしれない。スロット次第だが、16年冬ダイヤでの申請を検討している。

 羽田は同じスターアライアンスの全日空(NH)の国内線とのコネクションが多いことがメリットだ。一方、成田は国内線とのフライト接続がネックになっている。例えば大阪から大型グループを受け入れるとしても、NHでは伊丹/成田線くらいしかない。

 また、関空については定期的に就航の検討をしている。将来的には復活させたいと思っているが、まずは羽田、成田を含む東京の成長をはかっていきたい。