アクセスランキング、1位はファイブスタークルーズ-香港は今

[総評] 今週は、ラグジュアリークルーズに注力するファイブスタークルーズを立ち上げられた澤田まゆみ氏のインタビューが1位になりました。エイチ・アイ・エス(HIS)ではクルーズプラネットを傘下に持ち、こちらも澤田氏が取締役会長を務められていますが、記事では設立の経緯や販売戦略など興味深いお話をお伝えできたと感じています。

 実はこの原稿は、香港政府観光局(HKTB)とキャセイパシフィック航空(CX)によるFAMツアーに参加して香港で書いているのですが、ちょうど昨晩から1泊、スタークルーズのスーパースター・ヴァーゴに乗船していました。船旅(という程の長さではないものの)自体が久しぶりでしたので、単純な感想として大変楽しい時間を過ごさせていただきました。

 同じ船旅ながら、スーパースター・ヴァーゴといわゆるラグジュアリークラスの船では全く異なるサービスやプロダクトが提供されるわけで、それをお客様に販売する旅行会社が同じサービスで取り扱っていては無理が生じます。その意味では、澤田氏のファイブスタークルーズが富裕層に照準を合わせ、具体的にどのようなアプローチで需要に対応していくのか、今後が非常に楽しみです。

 なお、スタークルーズ日本オフィスでは、スーパースター・ヴァーゴについて来年3月出航分までの限定で、1泊クルーズが9400円からという攻撃的なプロモーション料金を設定されたそうです。しかも、スーパースター・ヴァーゴは今後、日曜日に出航をしないで香港に停泊することが検討されており、その際には前後泊のどちらかに宿泊施設として利用する場合、その1泊を朝食付き900円で提供されるお考えもあるそうです。20%のコミッションも得られますし、ご興味のある旅行会社の皆様はお問い合わせをされてみてはいかがでしょうか。

 さて、メディアが連日のように取り上げている香港の現状ですが、この2日間は率直にいってなんの影響も感じていません。繁華街である旺角のバリケードは撤去後1日でほとんど痕跡もない状態で、率直にいって拍子抜けしてしまいましたし、街々は賑やかな活気を感じさせます。

 また、「オキュパイセントラル」の現場では1キロメートル弱の距離で封鎖が続いていましたが、観光客が中で記念撮影をしているほどで、少なくとも危険な緊張感といったものはありませんでした。詳細をできる限り早くお伝えしようと考えておりますので、是非ご覧いただければ幸いです。(松本)

▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2014年11月第週:11月23日0時~11月28日18時)
第1位
トップインタビュー:ファイブスタークルーズ代表取締役社長 澤田まゆみ氏(14/11/27)

第2位
主要50社、上期海外旅行は1.0%増、9月単月は4.1%増(14/11/23)

第3位
ベストリザーブ、3年以内に海外・訪日開始、「総合旅行会社」目標に(14/11/25)

第4位
KLMとAirbnb、駐機中の機材を宿泊施設として提供、当選者に無料で(14/11/23)

第5位
民間主導で稼げる訪日ビジネスを、街づくりで誘客強化(14/11/25)

第6位
日本航空、スリランカ航空とコードシェア開始、12月2日から(14/11/25)

第7位
デルタ航空、エアバス50機発注、B744など後継機に(14/11/25)

第8位
主要50社、上期国内旅行は1.6%増、外国人は3割強に(14/11/23)

第9位
JTB、FDAをダイナミックパッケージで販売開始、12月18日から(14/11/26)

第10位
KNT、横浜商大と人材育成で提携、学生企画の着地型商品販売も(14/11/26)