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日本旅行中間期、連結営業収益は5%増-単体の純損益、22年ぶりに黒字化

  • 2014年8月31日

▽日本旅行単体、海外旅行営業収益が3.3%増、国内、訪日も増加

 日本旅行単体のうち、海外旅行は販売高が4.7%増の681億6000万円、営業収益が3.3%増の68億4000万円と前年を上回った。販売高では、マッハ・ベストツアーが7.1%の263億7600万円と増加。最重点方面のヨーロッパをさらに強化し、最重要顧客層の熟年・シニア、女性向け商品や、アジアをはじめとしたウェブ専用商品の拡充に取り組んだという。方面別では、韓国が前年を大幅に下回ったが、ハワイやミクロネシア、ヨーロッパの各方面で前年を上回った。

 団体旅行では、企業のインセンティブツアーや各種学校の語学研修などの受注拡大に取り組み、3.3%増の103億7800万円。国際航空券などの単品販売は、海外出張需要の回復などで取り扱いが増え、4.7%増の279億4300万円となった。

 国内旅行では、販売高が7.1%増の1151億7600万円、営業収益が5.4%増の128億7400万円。販売高では、赤い風船が7.8%増の385億2000万円と増加。JR西日本や各JRのデスティネーションキャンペーン(DC)と連動商品の充実をはかるとともに、ウェブ専用商品やクルーズ、女性向け商品の展開を強化した。団体旅行は10.1%増の296億5400万円。MICEの受注強化に加え、教育旅行の取り扱い拡大を推進した。

 国際旅行は販売高が47.0%増の95億9800万円、営業収益が49.7%増の13億700万円。東南アジアを中心に訪日需要が高まる中、中央省庁や地方自治体などの予算事業や国際会議などの取り組みを強めた。在外日系企業への営業展開を強化するとともに、海外の有力な旅行会社や、FIT取扱拡大に向けOTAとの連携強化なども進めたという。

 なお、通期見通しについては変更はしない。同社によると、7月から9月の企画商品の受注状況では、マッハ・ベストツアーは前年を下回っているが、赤い風船は好調に推移。団体旅行では前年を上回っているといい、今後も販売拡大に取り組むことで、通期業績予想の実現に取り組むとしている。

▽修正案内(2014年9月1日 11時21分 編集部)
訂正箇所:1パラグラフ 第1文
誤:海外旅行は販売高が35.3%増の681億6000万円・・・

正:海外旅行は販売高が4.7%増の681億6000万円・・・