国内旅行業況、2期連続悪化-7月以降は回復見込む

  • 2014年6月19日

▽7月から9月は再び上昇-北海道、沖縄増で

 7月から9月については再び上昇に転じ、7ポイント増になると予想。JATAによれば、北海道が19ポイント増、奄美・沖縄が13ポイント増、京阪神が11ポイントと、いずれも2桁増になり、団体旅行、個人旅行の両方で回復が見込めるという。

 業態別では全項目が増加し、国内旅行ホールセラーは15ポイント増、総合旅行会社は11ポイント増としたほか、リテーラー1は15ポイント増、リテーラー2は6ポイント増で、ともにプラスに転じると予測した。今回プラスマイナス0のインハウスについては、5ポイント増とした。

 方面別では、東京(含横浜・浦安)は4ポイント減に。東北、関東、甲信越、北陸、山陽・四国、山陰、九州は増加、愛知・岐阜・三重、近畿はマイナス、静岡(含伊豆)は増減なしとした。

 団体旅行では、増減なしの教育以外は、いずれも改善を予想。職場は14ポイント増、招待・報奨とサークル・親睦は11ポイント増を見込んだ。個人観光旅行については、ファミリーが15ポイント増。OLは6ポイント増、シニアは3ポイント増とした。

※DI値は各質問事項に対し、「良い」「普通」「悪い」「取扱なし」の4回答を用意し、回答からシェアを算出するもの。「全て良い」場合にはプラス100となる。JATA調査では、会員会社の経営者などに対してインターネットでアンケートを実施し、業態、顧客層、方面別にDI値を導出している。今回は設定数622社の内341社が回答した。