海外旅行業況、小幅ながら回復基調に-中国など改善

  • 2014年6月19日

▽7月から9月は11ポイントの回復見込む-北米、欧州に期待

 7月から9月については11ポイント増のマイナス12にまで回復すると予想した。JATAによると、需要を牽引してきたハワイが下落するものの、アメリカ・カナダ、ヨーロッパなど長距離方面に期待ができるという。

 業態別では全項目が増加となる見込み。リテーラー1が35ポイント増、海外旅行系旅行会社が22ポイント増、インハウスが4ポイント増でそれぞれプラスに転じるとしたほか、海外旅行ホールセラーは16ポイント増、総合旅行会社は8ポイント増、リテーラー2は8ポイント増に改善するとした。

 方面別では、2ポイント減のハワイ以外はいずれも増加を予想。アメリカ・カナダは11ポイント増、ヨーロッパは8ポイント増、オセアニアとアジアは5ポイント増、中国は4ポイント増、ミクロネシアは1ポイント増。アジアのうち韓国は、5ポイント増のマイナス70と見込んだ。

 顧客層別では、1ポイント減のハネムーン以外はいずれも増加を予想。OLが11ポイント増、ファミリーが10ポイント増、学生が6ポイント増、商用・視察が4ポイント増、シニアが2ポイント増、インセンティブが1ポイント増になるとした。