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ゆのくに天祥、ロビーとギャラリーをリニューアルオープン 環境対策にも注力

 石川県・山代温泉のゆのくに天祥はこのほど、三層吹き抜けのアトリウム・ロビーとギャラリーラウンジをリニューアルオープンさせた。来年6月に迎える創業50周年事業の一環として手がけた。

 アトリウム・ロビーは、これまでのデザインを生かしながら、さらに大胆に外光を採り入れ、開放的で明るい雰囲気とした。トップライトのガラス全面200枚を取り替え、採光率を約3割向上させたほか、防災・飛散防止フィルムの貼り付けなど安全対策を実施した。

 アトリウム・ロビーに隣接するギャラリーラウンジ「ゆのはな」は、イスやテーブルを入れ替えた。ゆったりと寛ぎながら、重厚な色調で落ち着いた雰囲気を醸し出すよう施した。120席あり、増加する個人客を中心にウェルカムドリンクのサービスなどに使う。

 ロビー、ラウンジとも照明設備にはLEDを採用するなど省エネにも取り組んでいる。

 また、ゆのくに天祥では、環境省が音頭を取る自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)に今年度から参加した。

 この制度は、温室効果ガスの排出削減に自主的かつ積極的に取り組む事業者に対し、一定量の排出削減の約束と引き換えにCO2排出抑制設備の整備補助金を交付するというもの。

 同館では2010年度から環境対策に本格的に取り組んだ。11年度のCO2排出量は、09年度比8.2%減、約410トンの削減を実現した。今後は同制度に参加することで、温暖化対策マネジメントの強化をはじめ、対外的に地球温暖化対策に取り組む先進的企業としてPRしていきたいとしている。


情報提供:トラベルニュース社