大阪府旅行業協会（OATA、徳原昌株理事長）は3月23日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で第36回通常総会を開いた。

　総会は東日本大震災で亡くなった人たちへの黙とうが行われたあと始まった。今年度OATAクーポンの発券が目標の103％を達成したことを報告。続いてOATAの心臓部に当たるOATAネットワークシステムの第4次ソフト開発に着手することを確認し、承認を得た。

　また任期満了に伴なう役員改選は、OATA連絡協議会と合同で行う懇親会の開始時間になっても終わらず、「理事長の選出は次回の理事会で」と異例の発表となった。

　議案審議のなかで、平成23年度予算が東日本大震災前に組んだものであるため、組合員から「大丈夫なのか」との声があがったが、執行部側からは「できる限りのコストダウンを図って進めたい。OATA運営の主な財源はクーポン発券事業だ。少額であってもクーポン発券を行ってほしい」と協力を呼びかけた。

　なお、後日開かれた理事会で、新理事長に藤原雅彦氏（摂陽観光）を選出した。そのほか、新たに決まった役員は以下の通り。（敬称略）

▽ 理事長＝藤原雅彦（摂陽観光）▽副理事長＝衣川賢一（都トラベルサービス）▽専務理事（財務部長・組合員増強担当）＝西田三郎（日昇観光）▽総務部長（第1支部長）＝岡本浩史（日本トラベルサービス）▽IT部長＝徳原昌株（大阪国際旅行）▽事業部長＝西岡忠弘（りんくうトラベル）▽支部長会会長（第4支部長）＝山根全勝（日本旅行企画）▽第2支部長＝瀧本伸幸（コスモス観光社）▽第3支部長＝鈴木隆利（ワールド・ツアー・サービス）▽第5支部長＝堀内宏昭（トーヨートラベル）▽監事＝山本晃三（コスモトラベルサービス）、藤方義勝（ジャパンライフトラベル）


情報提供：トラベルニュース社