韓国法務省は9月1日から新入国管理システムの段階的な導入を開始した。韓国観光公社（KTO）によると、これはテロなどの犯罪対策の一環として、外国人の入国審査で指紋登録と顔写真の撮影を実施するもの。9月1日から、過去に犯罪歴があるなど犯罪の恐れがある一部の外国人旅行者に対し指紋の登録を実施しており、現時点で一般の観光客に影響はないという。

　2011年の7月1日からは、国内に90日以上滞在する予定の外国人に指紋登録の対象を拡大する。さらに2011年度末からは、入国時に17歳以上の日本人を含む全外国人の指紋登録と顔写真の撮影を実施する予定だ。