日観連の秋季営業概況、総宿泊単価は1万6853円

 日本観光旅館連盟(佐久間進会長)はこのほど、2008年秋季(08年9月〜11月)の「日観連会員旅館の営業概況」をまとめた。それによると、全国平均の総宿泊単価(消費税、入湯税を除く客1人当たりの消費額)は前年比0.3%増の1万6853円、宿泊単価(税金、サービス料を除く基本宿泊料)は0.6%増の1万2153円だった。調査は、全国の観光地の日観連会員を対象に行っているもので、会員4軒以上の回答があった観光地の営業概況を、「観光地別」と「地域・規模別」に分けてまとめている。

 総宿泊単価を地域別に見ると、北陸2万7176円(1.3%増)が最も高く、唯一2万円台だった。中部1万9623円(2.2%増)、中国1万8002円(1.6%増)、関東1万7332円(1.1%減)と続く。

 観光地別では和倉2万8971円(0.9%増)が最も高い。以下、淡路島、熱川・稲取、戸倉上山田、草津、三河湾が2万円を超えた。

 宿泊単価を地域別に見ると、総宿泊単価同様に北陸の2万1546円(1.8%増)が最も高かった。観光地別でも、和倉2万2906円(1.5%増)が最も高く、唯一2万円を超えた。

 1日1室当たりの売上額は、全国平均で2.7%減の2万6344円だった。地域別では北陸6万726円(5.1%増)、が最も高かった。以下、中国、中部、関東、近畿、東北の順だった。


情報提供:トラベルニュース社